男は一瞬、胡乱(うろん)そうにこと美を睨んだ。
 こと美は本当ですよ、というように、男にうなずいて見せる。
「ね。ですから今夜のところは、あたしのおもてなしを受けてくださいな」
 男の太い腕に手を絡ませ、こと美は婉然と笑った。
「さ、こちらへいらしてくださいな。ここは寒いわ。あたしの部屋で飲み直しといきましょうよ」
「なんだと?」
「今夜はあたしのおごり。ね、付き合ってくださいよ。おいやですか?」
 こと美は、甘い声でささやき、すがるように見上げ、女郎の手管をフルに使う。そして目の端でちらっと、周囲の者たちにここは自分に任せて、というように合図をした。
 きれいな女に優しくされ、色っぽく笑いかけられて、男も少しは気が落ちついてきたらしい。こと美が男の腕を取ったまま歩き出すと、大人しくついていく。
 そのままこと美は男を連れて階段を上がり始めた。男の気を逸らさないよう、始終小さな声で話しかけ続けている。
 やがて二人の姿が階段の上に消えると、その場に居合わせた者たちは一斉に安堵のため息をついた。
「いやあもう、どうなることかと思ったよ」
「まったくだ。銀さん、男のくせにだらしないね。何の役にも立ちゃしない」
 男が投げ散らかした膳や食器を片づけながら、遣り手婆がぶつくさ銀次をののしった。
「はい、まったくもってそのとおりで。どうもああいうのは苦手で……」
「あんたが得意なのは、付け文の代筆だけだろ。図体ばっかりでかくって、ほんと、独活
(うど)の大木だよ」
「はあ、面目ない」
 銀次は怒りもせずに苦笑しながら、掃除の手伝いをした。
「お辰さん、そろそろ一〇時だよ。ここはもういいから、部屋を回ってきておくれ」
「おや女将さん、もうそんな時間ですか」
 前掛けで手を拭きながら、遣り手婆はあわてて階段のほうへ向かった。
「まったく、時計が鳴らないとほんと不便だよ。時間が全然わかりゃしない」
「ああ、それからお辰さん。あとでこと美に言っといておくれ。今夜の花代は店で持つからって。あの妓
(こ)の機転で助かったよ」
「はい、わかりましたよ」
 遣り手婆は年令に似合わない軽い足取りで、階段を駆け上がっていった。
「まったく千登勢にも困ったもんだ」
 のれんをくぐってお内証へ戻りながら、女将が小声でつぶやく。
「逆上
(のぼ)せた男の一人や二人、きれいにあしらえないで、なにがお職だ。こんな騒ぎを起こさせやがって、一度きっちり話をしとかないといけないね」
 話をする、とはつまり、罰として折檻するということだ。店の体面に泥を塗った娼妓は、許さない。それが色里の決まりなのだ。
 銀次は眼を伏せ、ただ黙々と割れた皿を片づけていた。





 一〇時を過ぎると、遣り手婆に急かされて、ちょんの間で遊んでいた客たちが次々に妓楼を後にする。
 宿泊の客たちはそれぞれの敵娼
(あいかた)とともに部屋にこもり、妓楼の中は急に静かになっていった。
「銀次さん、お疲れさま。お茶でもどうです」
 台所へ戻った銀次に、女中が声をかけた。洗い物の手を止め、みなで短い休憩を取っているらしい。
「ああ、ありがとう」
 土間の端に腰を下ろし、銀次は出がらしの茶を美味そうにすすった。
「だいぶ冷えてきたねえ。雪も近いかなあ」
 誰にともなく、そんなことをつぶやいていると、
「おばさん、あたしにもお茶ちょうだい」
 背後から低く優しい声が聞こえた。
「こと美姐さん。いいのかい、あの客は――」
「うん、大丈夫。……実はね、今、千登勢ちゃんが部屋まで来てくれたの。二人でゆっくり話をつけるからって。だから、しばらく二人きりにしてあげようと思ってね」
 襦袢の上に半天をひっかけたこと美は、女中が淹れたお茶を嬉しそうに受け取った。
「ああ、あったかい……」
「大変だったね、姐さん」
 こと美の白い横顔を眺め、銀次は小声で話しかけた。
「あの人ね、千登勢ちゃんの間夫だったのよ」
 間夫は、女に金をたかるだけのいわゆるヒモとは違う。娼妓や芸者が心底惚れて、この男のためならと身も心も捧げる相手だ。苦界に身を沈めた女の、ただひとつの心のよりどころなのだ。
「だから、千登勢ちゃんの身請け話を聞いて、あんなに荒れちまったらしいの。でもきっとわかってくれるはずよ。ほんとに千登勢ちゃんを好いているなら。身請けされて、吉原を出ていくことが、千登勢ちゃんの幸せなんだって。今ごろは二人で、最後のお酒を飲んでるはずよ」
「そうか……」
「今度のことが身請け話の障り
(さわり)にならなきゃいいけど……」
 こと美はまるで自分のことのように、不安そうにため息をついた。
「大丈夫さぁ。身請けとなりゃ、お店にだって大金が転がり込むんだ。あのがめつい女将さんや旦那さんが、そんな儲け話を逃がすはずはないさ」
「がめつくって、悪うござんしたね」
「うわッ、お、女将さん!」
 いつの間にやら二人の背後に、モダンな銘仙を着た女将が立っていた。
「あたしだって金の亡者じゃないんだよ。こと美の花代は店で持つって言ってんじゃないか」
「いや、その、女将さん。今のは言葉のあやで……」
「いいよ、もう。それよりお辰さん。もういっぺん部屋を回っとくれ。十二時を過ぎちまったよ」
「おや、もうそんな時間ですか」
 台所の隅で、銚子に残った酒を集めて一杯やっていた遣り手婆は、いつものくせで柱時計を見上げた。
「ああそうだ、止まってたんだ。まったく不便だねえ」
 どっこらしょ、と腰をあげ、遣り手は階段を昇っていく。客に宿泊の意志を最終確認し、同時に客と娼妓の間にトラブルが起きていないか、娼妓がちゃんと自分の部屋にいるか、確かめるためだ。このため遣り手婆は、客と娼妓が同衾
(どうきん)しているその枕元にまでずかずか踏み込んでもかまわない、ということになっていた。なかには客からの心付けをねだるために、わざと行為の真っ最中の部屋に居座る者もいるという。邪魔されたくない客は、遣り手の言いなりに金を払うわけだ。
「あ、お辰さん。千登勢ちゃんは今、あたしの部屋にいますから」
 こと美が階段へ向かって声をかけた。
 銀次も湯飲みを女中へ返し、立ち上がる。
「おもての灯りを消してくるよ」
「はい、お願いします」
「あたしはもうちょっとここに居ていいかしら。千登勢ちゃんたちの邪魔をしたくないし――」
 女将は台所の板間に設けられた掘り炬燵に足を入れ、こと美を手招きした。
「あんたもそろそろ年季が明けるねえ。そのあとどうするか、考えてあるのかい?」
「女将さん……」
 いえ、まだ何も、と、こと美は消え入りそうな声で答えた。
「あんたさえ良けりゃ、そのままずっとうちで働いてもらってもいいんだよ。借金ももうないし、あんたの完全自由営業ってことでさ」
「ええ、でも……」
 こと美はうつむいたまま、はっきりした返事をしなかった。
 それ以上こと美の込み入った話を聞いてしまわないよう、銀次はそそくさと台所を離れた。
 のれんを下ろし、玄関の脇に飾ってある代紋入りの大提灯の火を消す。玄関を閉め、鍵をかける。裏口も女中たちが戸締まりをしているはずだ。周囲の妓楼も次々に灯りを落とし、不夜城と言われる吉原もようやく眠りにつく準備が始まる。
 人がいなくなった大広間や張り店は、すでに空気が冷たくなっている。身をすくませながら、銀次は台所へ戻ろうとした。
 その時、
「ぎゃあああぁッ!!」
 すさまじい悲鳴が響きわたった。
「な、なんだ!?」
「お辰さんの声よ!?」
 台所からこと美が走り出てくる。
 銀次は即座に階段を駆け上がった。
 二階にあがると途端に、冷たい風がさあっと吹き抜ける。どこかの窓が開け放しになっているらしい。
 ランプの揺れる灯りの下、遣り手婆が廊下にへたり込んでいる。
「どうした!?」
 銀次の声に、遣り手はぎくしゃくとしたぎこちない動きで、開いた襖の奥を指さした。
「お、花魁が……ち、ち、千登勢が……ッ」
「千登勢が!? 千登勢がどうした!?」
 遣り手婆の説明を聞く必要はなかった。
 半分ほど開いた襖の向こうでは、頼りなげな行灯の光に照らされて、千登勢と、さきほどの酔漢が、ともに首に細い紐を巻き付けて、もの言わぬ死体になっていた。





               2

 こと美の部屋は、廊下の左側の奥から二番目、回し部屋の隣にある。六畳と四畳半の二間続きになっていた。六畳には小さな炬燵
(こたつ)と火の入っていない火鉢が置かれ、布団は四畳半の部屋に敷いてある。
 男はその布団の上で、あお向けになって死んでいた。首には和服の着付けに使う腰紐が肉に食い込むほど強く巻き付き、死に顔はどす黒くふくれあがっている。だらりと口からはみ出した舌が、まるで大きななめくじのようだ。
 千登勢は柱に寄りかかり、座っているような恰好だった。身につけているのはさきほど銀次が見かけたシュミーズではなく、娼妓の定番ともいえる紅染めの長襦袢だった。その首に巻き付いた紐は、二つの部屋の間の欄間
(らんま)に結びつけられ、ぐったりとした身体を支えている。
「ち……千登勢ちゃん、なんで……っ!」
 引きつった声がした。
 顔面を蒼白にし、飛び出しそうなほど大きく目を見開いたこと美が、遣り手婆を押しのけて室内へ飛び込もうとする。
「だめだ、こと美姐さん! さわっちゃいけない!」
 銀次は襖の手前でこと美を押しとどめた。もがくこと美を抱きかかえ、声を張り上げる。
「誰か、早く巡査を呼んでください! 巡査が来るまで、誰もこの部屋に入っちゃいけない!!」
 大喜楼は一気に騒然となった。
 駆けつけてきたのは、大門の外にある派出所の巡査が二人きりだった。変死したのが娼妓とその馴染み客と聞かされ、まともに捜査する気にならなかったのかもしれない。
 一人が現場を調べ、もう一人が居合わせた者たちから事情を聞き始める。
 こと美の部屋には立ち入り禁止のロープが張られた。店内にいた者たちは全員、一階の大広間に集められた。娼妓と同衾していた客たちは、みな自分の荷物を持たされて、ひどく決まり悪そうな顔をしてお互いに目を合わせないようにしていた。
「最初に死体を見つけたのは、誰だ?」
 偉そうな巡査の質問にも、遣り手婆はがたがたふるえてまともに返事もできなかった。
「あのう、最初に見つけたのは遣り手のお辰さんですが、そのあとすぐに僕も駆けつけました。僕から説明してよろしいでしょうか」
 銀次はおそるおそる、といった様子で手を挙げた。
 巡査は、店の半天を着たやたら背の高い男を胡散臭そうにじろじろ眺めていたが、すぐによしというように横柄に顎をしゃくった。丸い眼鏡にぼさぼさ頭、ひざの抜けた袴という姿が、だいぶ間抜けに見えたのかもしれない。
 他に大喜楼の主人と女将、部屋の主であること美が、二階の現場へ呼ばれる。
「じゃあ、この男は前々から、この女郎と馴染みで、そうとう入れあげていたというんだな?」
「え、ええ。以前は千登勢のほうも、まんざらじゃあなかったようでした。男に金がない時は、千登勢が身銭を切って見世に登楼てやったりしてね」
 現場を調べていた巡査の質問に、女将がぼそぼそと答える。
「ですけど……実は、千登勢には身請けの話が持ち上がってたんですよ。田舎の地主さんの……まあ、お妾さんにってことですけどね」
「男と手を切ろうとしていたのか」
 女将もこと美も、小さくうなずいた。
「だから今夜は、二人でその話し合いをしてるはずだったんです。なのに……どうして、こんな……」
 こと美が耐えきれなくなったようにすすり泣く。
「男の身元はわかるか?」
「名前はたしか……中本武男
(なかもとたけお)、とか――。住まいは、浅草のほうと聞いた覚えがありますが、詳しいことは――」
 女将はため息をついた。
「うちは、ふつうの旅館なんかとは違いますのでね。宿泊の時は宿帳に名前と住所を書いてもらいますが、それもお客が正直に書いてるかどうかはわかりませんから……」
「まあ、どうせ浅草あたりを根城にしてるごろつきだろうが」
 男の身なりを見下ろし、巡査は言った。
 藍の色が派手で安っぽい縞の着物は、階下で銀次が中本を見た時と同じものだ。娼妓の部屋にあがって二時間経っても、まだ着物を脱いでいなかったらしい。――もっとも、しんみりと別れ話をするのなら、裸にならないのも当然だが。
「しかしこりゃ、心中にしちゃ、なんだか妙だな……」
 巡査は首をかしげた。
 千登勢のように座った姿勢で首を吊って自殺する、というのは、ないことではない。しかし布団の上に大の字になった中本は、あきらかに他殺されたものだ。
「巡査殿。ちょっとここを見てください」
 いつの間にか立ち入り禁止のロープをくぐり抜け、銀次は千登勢の亡骸のそばにしゃがみ込んでいた。
「あ、こら、貴様! なにしとるか!」
「ほら、ここですよ、巡査殿。なにかで殴られたようなでかい傷がある」
 銀次は、がくりとうなだれ、細い紐で支えられているだけの千登勢の頭を指した。夜会巻
(やかいまき)が崩れた髪を掻きわけるようにして、後頭部を示す。
「こ、こら! さわるな!!」
「見てください。髪にもべったり血がついてる。かなり堅いもので殴られたんでしょう」
 銀次は慌ただしく室内を見回した。
「ああ、これかな」
 炬燵のそばに転がっていた鉄瓶
(てつびん)を拾い上げる。火鉢にかけておいたものだろうか、指先で底をなぞると、べたつく感触とともに指が鉄錆色(てつさびいろ)に汚れた。
「女はこれで頭を殴られたのか?」
 やがて巡査は納得がいったように大きくうなずいた。
「なるほど。――そうか、わかったぞ!」
 中本と千登勢の亡骸を交互に指さし、
「娼妓と男は別れ話をしていたが、話がこじれ、男はこの鉄瓶で女を殴った。殺されるかもしれないと思った女は、とっさに自分の身を守るため、男を絞め殺してしまった。そして事の重大さに気づくと、申しわけのために自分も首をくくって自殺した。こういうことだ! ま、言ってみれば客と女郎の無理心中だな」
「無理心中……」
 背後でどさりと音がした。廊下に立っていたこと美が、耐えきれなくなったようにへたり込み、すすり泣いていた。
「本当に、そうかな――」
 銀次は低くつぶやいた。
「こと美姐さん。この腰紐、姐さんの持ち物ですか?」
「え……」
「怖いでしょうが、ちゃんと見てください。二人の首に巻き付いてる紐は、もとからこの部屋に置いてあったものですか?」
「え――あ、あの……」
 しばらく経って、こと美は力なく首を横に振った。
「そっちの男の人のは……違うわ。あたしのじゃない。たぶん、千登勢ちゃんのよ。――千登勢ちゃんがつ、使ってるのは……あたしのだけど」
 銀次は確認するようにうなずいた。
「千登勢姐さんが自分で紐を用意してたとなると、とっさの犯行って考えは成り立たない。はなから千登勢姐さんは、男を殺すつもりでここへ来たことになる」
 立ち上がり、あらためて室内を見回す。
「この部屋だって、おかしい。この寒いのに、火鉢がついてない。そのせいで、死体も冷え切っちまってる」
「それは、客と同衾
(どうきん)する前には必ず火の始末をしろって、あたしがいつも言ってるからだよ。炭を熾(おこ)したまま寝入っちまったりしたら、危ないからね」
「でも女将さん、男は着物を脱いじゃいないですよ。第一この男は、こと美姐さんと遊んでいたわけじゃない、千登勢姐さんと別れ話をしてたんだ。火鉢を消す必要はない。それに――あの窓、なんで開いてるんでしょうね」
 銀次は視線で、窓を示した。大通りに面した窓は、窓ガラスも障子も半分ほど開いている。客がつかないうちは娼妓がこの窓際に座り、道を歩く男たちを誘ったりもするのだが、大門が閉まったあとではそんな必要もない。
「千登勢姐さんがこの部屋に来たのは、何時頃でしたか?」
「さあ……。階下
(した)の時計が止まってるから、はっきりとは言えないけど、たいだい十二時くらいだと思うわ。あたしは千登勢ちゃんと入れ違いに部屋を出て、下へ降りたし。ほら、台所に銀ちゃんもいたじゃない。そしたらすぐにお辰さんが二階の見回りに行って――。あの時、女将さんがもう十二時過ぎてるよっておっしゃって」
「そうだったね。でも、過ぎてるったってほんの四、五分だよ。ちゃんとうちの人の懐中時計で確認したんだから」
 銀次は腕組みをして考え込んだ。丸い眼鏡の奥で暗く眼を伏せ、口の中でぶつぶつとつぶやき始める。
「こと美姐さんが台所へ来てから、お辰さんがこの部屋で死体を見つけるまで、少々間が空いてたな。俺が大提灯の火を消して、のれんをしまって、それからだったから――。そうだ、千登勢姐さんがこの部屋に来ていた間、姐さんの客はどこで何をしていたんだ!?」
 客は全員、一階の広間に集められている。銀次は慌てて階段を駆け下りようとした。
 が、
「なんだ、貴様! 本官の考察に文句でもあるのか!」
 後ろから背中を、警棒でごつんッと一発殴られた。
「あだッ!!」
「官憲でもない者が、脇からごちゃごちゃ言うな! これは女郎とヒモの無理心中だ、それ以外のなにものでもない!!」
 偉そうにふんぞり返った巡査が、憎々しげに銀次をにらみつけた。
「腰紐だって、とっさの犯行だから、自分が身に着けていた紐をほどいて使った、ただそれだけだ!」
「身に着けてた紐って――千登勢姐さん、ちゃんと襦袢を紐で留めてますよ」
「きっと紐を二本巻いとったんだろう。着付けの下手な女は、やたらと何本も紐を巻いて着崩れをふせぐじゃないか」
「いや、それはちゃんと着物と帯を着けてる時の話で……。襦袢一枚きりで、着崩れもへったくれもないでしょう」
「うるさい、黙れ!」
 巡査はふたたび警棒を振り上げ、怒鳴り散らした。
「さっさと戸板を持ってこい、死体を運び出すぞ! この二人の死体はいったん、警察で預かる。検死が終わったら女郎の死体は返してやるから、始末は店でつけろ!」





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