「唯那」
 未沙はもう一歩、唯那に近づいた。
 ……あたしのこと、どんなに恨んでも、ののしっても、いいけど。
 ……わかってるよね、唯那。それだけじゃ、ここから先、一歩も進めない。
「行こう、唯那」
 あたしたち、行かなくちゃいけないんだよ。
 白い、光が見える。
 海の上に、月光がまばゆい道を描き出している。
 あの道はきっと、ホタルイカのお母さんたちがたどっていった道。
 唯那はまだ泣いている。けれど、未沙を拒もうとはしない。
 最後にもう一度、未沙は薫平をふりかえった。
 ありがとう、薫平。
 また、会えるかな。
 会えるよね、あたしたち。
 海が、きっとあたしたちを、もう一度会わせてくれるよね。
 忘れないよね。誰が忘れてしまっても、あなたと、あたしは。そして、海は。
 あたしたちがここにこうしていたことを。この海のほたるを見たことを。
 海は、忘れないでいてくれるよね。
 薫平がうなずいた。
 笑って、未沙に手を振る。
 ありがとう、薫平。
 好きだよ。
 大好きだよ。
 薫平の姿が白く、かすれていく。サファイアブルーの星々の中にゆっくりと溶けて、見えなくなっていく。
 そうだね。もう行かなくちゃ。
 唯那の肩を抱き、そっとうながす。
 そして未沙は、歩き出した。
 自分の足で、自分の意志で。
 光の、中へ。





 未沙は、眼を開けた。
「みさッ!!」
「未沙、未沙ッ!!」
「……え?」
 身体が動かない。
 視線だけを動かして、まわりを見ると。
 白い、見慣れない天井。つんと鼻をつく消毒薬の匂い。洗い晒しのカーテン。
 視界をぐるりと囲むように、未沙を覗き込む顔、顔、顔。
「……お、かあ、さん……?」
 見慣れた母の顔があった。ただ、いつもよりずっとやつれ、老けて見える。
 父の顔もある。近隣の街に暮らす伯母の顔も。ここ数年、お正月や法事の時くらいにしか、顔を合わせることはなかったのに。
 二人とも、まるでひどい虫歯の痛みを我慢しているみたいな、くしゃくしゃの顔をしていた。父のこんな表情を見るなんて、初めてだ。
 低い声で話し合う、白衣の医師と看護師。
 下のほうへ目を向ければ、点滴のチューブがつながった自分の腕も見えた。
 わずかに指が動く。屈伸させると、ざらりと硬い、糊の効いたシーツの感触がある。
 ……ここ、病院なの?
 頭が痛い。喉もひどくずきずきして、息を吸い込むだけでつらい。
 全身が鉛みたいに重たくて、そして透けていなかった。
 耳鳴りがする。それは、自分自身の鼓動だ。
「あたし、死んでなかったんだ――」
「あ、あんたは――あんたは、まだそんなことを言ってるのっ!?」
 母がヒステリックな声をあげた。今にも泣き出しそうに顔をくしゃくしゃに歪めて、横たわる未沙にしがみつこうとする。
「あんたって子は――!! わかんないの、ママが、みんながどんな思いしたのか、あんたには……ッ!!」
「よしなさい。今はまだ、いいじゃないか」
 あわてて父が、母を止めた。父の目元にもうっすらと、涙がにじんでいる。
 母はとうとう、声をあげて泣き出してしまった。見かねた看護師が肩を抱き、良かったですね、これでもう大丈夫ですよ、などと言って落ち着かせようとしている。
 未沙はまた、天井を見た。
 ……そうか。あたし、死んでなかったんだ。
 息をする。指の一本一本にまでたしかに血が通っている、あったかい自分の身体を意識する。
 小さな女の子みたいにしゃくりあげている母。笑えばいいのか、娘を叱りつければいいのかもわからずに、不器用に唇をもごもごと動かすばかりの父。
 そんな二人を見ていると、自然に言葉が口をついて出た。
「――ごめんなさい」
「未沙……」
 ため息をつくように、母が未沙の名を呼んだ。それきりなにも言えず、またぐちゃぐちゃになったハンカチに顔を埋めて、すすり泣く。
 父も、なにも言わない。ただ何度もくりかえし、うなずいた。なににうなずいているのか、なにを認めたのか、未沙にも、そして父自身にもわかっていないだろう。
 ……かえって、きたんだ。
 未沙は、そう思った。
 ……帰ってきたんだ、あたし。ここへ。
 どこへ? と聞かれたら、答えられない。自分の居場所がないと感じていたあの違和感は、まだ身体のどこかでくすぶっている。きっとその思いは、未沙が死ぬまで消えることはないだろう。
 けれどその言葉は、ごく自然に未沙の唇からこぼれていた。
「ごめんなさい」
 それに応える言葉は、父からも母からも聞こえなかった。
 張りつめていた空気が一気にゆるみ、安堵と少し間の抜けた泣き笑いだけが、室内に満ちていった。
 やがて医療スタッフが忙しなく動き始め、治療のために両親と伯母はいったん病室から出ていった。
 未沙たちの命を救ったのは、集団自殺にくわわっていたあのおじさんだった。
 おじさんは経営していた会社が倒産し、多額の借金を抱えてどうにもならなくなって自殺を決意し、遺書まで用意していた。あの場にいた人間の中で、もっとも切実な自殺の理由があったと言えるかもしれない。
 けれど練炭から一酸化炭素が噴き上がり始めると、おじさんは苦しさのあまり、ワゴン車の目張りをはがして逃げ出してしまったのだそうだ。
 一度ドアが開くと、ショーンや唯那、そして未沙も、自力でワゴン車から這い出したという。――未沙はまったく記憶にないのだが。
 そしておじさんは、自分の携帯電話で救急車を呼んだ。
 みんな、大量に一酸化炭素を吸い込む前に車の外へ逃げ出したので、命をとりとめることができたのだ。
 ただ、規定容量を超える多量の睡眠導入剤を服用していたアユは、昏睡状態におちいっており、目を醒ますことができなかったらしい。毎日見舞いに来る家族も医療スタッフもはっきりとは言わなかったが、アユだけがそのまま死に至ってしまったことを、未沙はうすうす察していた。
 彼女は、消えてしまったのだ。この世界に存在する自分自身を否定してしまったアユは、世界に自分の跡を残すことができず、すべて忘れ去られてしまった。
「……すまなかったね」
 病院の屋上で、おじさんは背中を丸めてうつむき、未沙に言った。
 ベッドに横になっているばかりでは身体の機能も眠ったままになる、少しでも身体を動かしなさいと、未沙はベテラン看護師のおばちゃんに病室を追い立てられた。しかたなく、そのままぷらぷら歩いて屋上へ出てみると、おじさんも偶然、屋上へ外の空気を吸いにきていたのだ。
 あったかな春のひざしの下で、おじさんはあいかわらずしょぼくれて、未沙の顔をまともに見ることもできないようだった。
「おじさんのこと、怒ってるかい? その……結局は、おじさんのせいで失敗しちまったわけだしな――」
「ううん」
 未沙は笑って、首を横に振った。
「おじさんがドア開けなくても、たぶんあたし、自分で逃げ出してたと思うし」
 その言葉を聞いて、おじさんは初めて未沙のほうにちらっと顔を向け、ぎこちなく笑った。
 ……そうだね。未沙もくすっと笑う。
 一番切実に死にたがっていたおじさんも、今は少しほっとしているのだ。死にきれなかったことを悔やんでもいるし、仲間をつのってさえ自殺できなかった勇気のない自分をとても情けなく思ってもいるだろうけれど。
 でもやっぱり、心のどこかでは、これで良かったんだと感じているのだと思う。
 そして未沙の言葉を聞いてようやく、そのほっとした気持ちに裏付けみたいなものをもらえたような気がしているのだろう。
 がんばろうね、とか、これからちゃんとやりなおそうね、とか、なにかおじさんに言ったほうがいいのかもしれない。でも、うまく言葉が出てこなかった。
 未沙はバイバイ、と手を振るだけで、屋上を離れた。
 おじさんもひどく照れくさそうに、小さく手を振り返す。未沙が、こんなん見たことないや、と思うくらい、ヘタクソなバイバイだった。
 唯那とショーンに会うことはなかった。二人とも、意識を取り戻すとすぐに、家族らの意向もあってそれぞれ別々の病院へ転院したらしい。
 たぶん、集団自殺の仲間たち――こんな表現もヘンだと思うが、でもほかに言い表せる言葉が未沙には思いつけない――と、顔を合わせたくなかったのだろう。
 未沙も、彼らと会った時、なにを言えばいいのかわからない。
 唯那は、ショーンはおぼえているのだろうか。肉体から離れて、魂だけの状態で未沙と会った時のことを。
 あの時になにを話したか――なにを見つけたのか。
 未沙はおぼえている。
 絶対に忘れない。
 そしてもう一人、あの時のことをおぼえていてくれる人がいるはずだ。
「薫平」
 未沙はそっと、大切な宝物を胸の奥から取り出すように、その名前をつぶやいた。
 会いたい。薫平に会いたい。
 今の未沙には、たしかな身体がある。
 あの時、お互いぎりぎりのところで重ね合わせることしかできなかった手も、今度はしっかりとつなぐことができるだろう。
 この手で、今度こそ薫平を感じることができる。
 数日後、未沙は無事に退院して、自宅のある街へ戻った。
 もともと軽い一酸化中毒だけで、ほかには大きな怪我もなかった。念のための精密検査の結果が出るまで、大事をとって入院していただけなのだ。
 わずか数日離れていただけで、家のまわりは一気に春の景色に変わっていた。空まで明るく見える。
 自宅に戻ってきても、両親とはあいかわらず上手に話ができない。
 親は、未沙を刺激しないよう、自殺未遂のことには触れなかった。かえってそのわざとらしさばかりが目立つ。けれどどうにかして未沙からその理由を聞き出せないかと、妙なたとえ話ばかりしている。まともに会話が咬み合わない。
 未沙は未沙で、やっぱり自分の気持ちをうまく言葉にできない。はれ物に触るような親の顔を見ていると、いらいらするばかりだ。
 それでも、もうあまり淋しくはなかた。
 親にはムカツク。四月から始まる新学期のことを考えると、ゆううつだ。クラスメイトたちはきっと、未沙の自殺未遂のことを知っているだろうから。
 こういうことは、どんなに隠しても、いつの間にかうわさになってしまうものだ。事実、近所のおばさん連中も、未沙の姿を見かけるたびに、様子をさぐるようにこちらを横目で眺めながら、ひそひそと内緒話に話を咲かせている。
 なにもかも気に入らなくて、腹の立つことばかりだけれど。
 淋しくて淋しくて、胸のまん中にひゅうひゅう風が吹き抜けているみたいだったあの感覚は、もうなかった。
「薫平」
 まるでおまじないみたいに、未沙はその名前をくりかえした。
 ……あたしには、会いたい人がいる。
 行ってみたい場所がある。たとえどんなにちっぽけで、他人にはまったく意味のない、理解できないものであっても。叶えたい夢が、たしかにあるから。
 ……だからあたし、淋しくないよ。
 今のこの自分を、薫平に見せたかった。
 薫平の連絡先なんて知らない。住所も電話番号も、ケータイのメルアドも。
 ……だいたいあいつ、ケータイなんて持ってたっけ? いっしょにいる間、一度も使ってるとこ、見てないし。
 薫平の家にはいっしょに行ったけれど、もちろん道順なんておぼえていない。
 でも。
「あそこに行けば、きっと会えるね」
 未沙はぽつっとつぶやいた。
 未沙が、薫平とはじめて出逢った場所。山麓を抜ける、あのハイウェイ。
 いっしょに海のほたるを見たあの砂浜は、待ち合わせをするにはちょっと遠すぎる。あの時、未沙が半分消えかけていたため、場所や道程をはっきり記憶できなかったということも、薫平にはわかっているだろう。
 だから、二人が落ち合える場所は、初めて出逢った山あいの道路しかないのだ。
 集団自殺のためにワゴン車を停めた場所は、病院にいる時、おじさんに確かめておいた。
 おじさんは、
「またあそこに行くのかい? でも、あんなとこ、行ってもなんにもないし……」
 と、かなりとまどっていた。
「うん、わかってる。大丈夫だよ。今度はあたし、一人で、歩いて行くつもりだから」
 未沙がけろっとしていうと、ためらいながらもおじさんは、くわしい場所や行き方を教えてくれた。
 そのあと、地図で場所を確認し、最寄り駅やバスの路線なども調べる。時刻表の見方とか、よくわからないことも多かったけれど、それでもなんだか楽しかった。
 親には、気分転換に近郊の観光地へ日帰りで遊びに行くと言っておいた。由緒ある神社仏閣で有名な古都だ。――ティーンエイジャーの女の子が一人で散歩したがるような、流行最先端の街ではない。
 両親はかなり妙な顔をしたが、こまめにメールを送信することを条件に、許してくれた。やっぱり、娘をどう扱っていいか決めかねているらしい。
 そして、よく晴れた日曜日。
 朝早く、未沙は自宅を出た。
 なんだか、薫平が呼んでいるような気がした。
 歩きやすいように、ジーンズと履き慣れたスニーカー。ピンヒールで山道を歩くのは、もうこりごりだ。メイクはUVカットでばっちりキメてきた。
 電車とローカルな路線バスを乗り継ぎ、バスを降りたところで一度、母の携帯電話にメールを入れる。折り返し母から電話がかかってきたが、うん、とか、そーだよ、とか短い返事をするだけで、母は少し安心したようだった。
 そして未沙は歩き出した。
 山肌を優美なカーブを描いて登っていく、まだ新しいハイウェイライン。二本の脚で歩いてみると、思ったよりずっと勾配がきつく、また長い。
 あのワゴン車を停めた場所に近づいているのだと思うと、本当はやはりまだ怖い。
 アユの――世界から忘れ去られて消えてしまったアユのことを考えると、胸の芯が凍りつくみたいだった。もしも薫平に会えなければ、未沙も同じ運命をたどっていたかもしれないのだから。
 それでも。
 息を切らしながら歩き続けると、だんだん周囲の景色が見覚えのあるものに変わってきた。
「そう……。ここ、ここだよね――!」
 思わず早足になる。
 この坂を上りきって、そしてこのカーブを曲がったら。
 はやる気持ちのままに、未沙は駆け出した。
 ……呼んでる。
 ……薫平が、あたしを呼んでる。
 だって、わかる。そう感じるんだもん!
 足元がもつれ、何度か転びそうになる。それでも未沙は懸命に走った。
 そして。





 山の中腹にはりつくようなカーブ。外側には展望台のように、美しい春のパノラマが広がる。
 新緑にはまだ少し早いが、あたたかなひざしにぽうっとかすむ風景は、まるで山々がにっこりと笑っているみたいだった。
 大きなカーブミラーとガードレール。
 その下にたたずむ、一人の女性。
 見覚えがある。あの人は、薫平のお母さんだ。
 薫平の母が、未沙に気づいた。にこやかにほほえんで、静かに頭をさげる。
「え……。あ、あの、あたし――」
 未沙はとまどった。
 ……なんで?
 薫平のお母さんは、未沙の顔を知らないはずだ。薫平の家に行った時、未沙はまだ幽体離脱の状態で、ふつうの人には見えなかったのだから。
「薫平のお友達?」
 優しい声で、彼女は言った。右手を軽くあげて、こちらへ来て、と、未沙を招く。
 招かれるまま、未沙はおずおずとカーブミラーの下へ近づいた。
「あ、あの……」
「うれしいわ。ありがとう」
「え?」
 薫平のお母さんは、優しく包み込むような笑みを浮かべた。
 ……ああ、似てる。
 未沙は思った。やっぱり薫平に似ている。
「もう三年も経ってるのに、こうして忘れずに来てくれるお友達がいるなんて。本当にありがとうね。あの子もきっと、喜んでると思うわ」
「え――」
 未沙の全身が凍りついた。
 お母さんの足元には、花束と白い煙をたてるお線香。手をつけていない缶コーヒー。
 隣に置かれたフルフェイスのヘルメットに、未沙は見覚えがあった。あの日、薫平がかぶっていたものだ。
 だがそのヘルメットには酷い傷があり、強化プラスチックのバイザー部分は割れて、完全に使いものにならなくなっていた。
 そして、写真。
 ガードレールの下に置かれたフォトフレームの中には。
 未沙が見慣れた、薫平の笑顔があった。








                                 ACT 6 もういちど、海へ

 未沙が幽霊だから、薫平にさわれないのでは、なかった。
 砂の上を歩く薫平は、その足音は聞こえたけれど、スニーカーの靴跡はまったく残していなかった。
 交差点ですれ違った女性は、未沙を見て驚いたのではなかった。死者が運転する幽霊バイクを目撃して、顔を蒼白にしていたのだ。
 彼女と、そして未沙以外は、誰も薫平を見ていなかった。誰も――薫平の母でさえも。
 薫平が海のほたるを見に行くために買ったJRの切符は、本当は今もまだ使われずに、薫平の机の上に置かれているのだった。とうに期限切れになったまま。
 三年前の今日、買ったばかりのカワサキゼファー400Xで南関東の山麓地域へツーリングに来ていた森島薫平は、カーブを曲がりきれずにガードレールに激突し、死亡していたのだ。
「そう……。そんなことがあったの――」
 山裾に見つけた観光客相手の喫茶店で、薫平の母は低くつぶやいた。
 彼女は、未沙がとぎれとぎれに話したことを、黙って聞いてくれていた。長い打ち明け話をするあいだに、二人分の紅茶は手もつけられないまま、すっかり冷めてしまっていた。
「あたし……。あたし、いっしょにいたんです。ほんとに、ずっと薫平といっしょに――!!」
 未沙はしゃくり上げ、懸命に涙をこらえようとした。
 頭の中がぐちゃぐちゃで、考えがまとまらない。全然うまくしゃべれない。
 ここで薫平に会ったこと、彼に連れ出してもらったこと。二人で見た、海のほたる。足元にばらまかれたあの蒼い小さな光。
 薫平が言ってくれたこと。ずっとずっと、未沙のそばにいてくれたこと。ふれても突き抜けてしまうだけだった手を、二人、宙に浮かせて、そっと重ね合わせたこと。
 あの、薫平の手の、あたたかさ。
 いろんなことが一気に頭の中を駆けめぐる。それを全部、薫平のお母さんにつたえなくちゃいけないと思う。けれど言葉はつっかえるばかりで、まともな文章にすらならなかった。
 それでも薫平のお母さんは、未沙の言うことを辛抱強く最後まで聞いてくれた。
「本当言うと、私もね。あの子がまだ、どこかにいるような気がしていたの」












                           
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