本当は電車で二〇分もかかる遠い女子校なんか行きたくなかった。あと三年、駿と同じ学校に通っていたかった。
 けれど同じ学区の公立中学に進学したら、当然、今の小学校の同級生とまた一緒に過ごすことになる。――夕夏の家の近所で連続少女暴行事件があったと知っている子たちと。
 小学校に通っているあいだ、夕夏は必死だった。
「いい? 何があっても絶対に誰にも言っちゃだめよ」
 ママは夕夏にも厳しく念を押した。保健室の先生にもスクールカウンセラーの先生にも言ってはいけません、と。
「だって何もなかったのよ。夕夏は犯人の男のことなんか何にも知らないし、声をかけられてもいないの。だから、誰かに相談する必要なんかないでしょう? 何でもないのにカウンセリングルームになんか行ったら、みんながヘンに思うわ」
 ママに言われるまでもなく、夕夏はこの夏休みに起きたことを誰にも言うつもりはなかった。
 だって……ばれたら、みんなに嫌われる。
 可愛くて元気で、ダンスが上手。読書が好きで、なわ跳びも得意。明るくて友達もいっぱいいる夕夏が、本当はすごく汚い子だって、判ってしまったら。
 もう誰も、友達でいてくれない。
 あんなふうに頭から爪先までどろどろにされて、汚いものを身体中にいっぱいいっぱいこすりつけられて。
 その汚れは、もう一生落ちない。もう夕夏は、ふつうじゃないんだ。みんなとは違ってしまったんだ。
 ――そう、思った。
 だから懸命に、ふつうの子のふりをした。友達にも先生にも気づかれないように、以前とまったく変わりなく、いつでも明るく笑い続けた。
 たとえ何かの拍子にあの事件が話題にのぼっても、顔色ひとつ変えずに、あいづちをうってみせた。ねー、やだよねー、自分ん家の近くにそんなヘンタイがいたなんてさー……なんて。怖ろしいほどの努力と決意で。
 ――でもほんとは、夕夏もそのヘンタイと同じなんだ。ヘンタイ野郎にさんざんいじくられて、汚された夕夏は、そいつと同じくらい汚くて、もうだめなんだ。心の底ではそう、悲鳴をあげながら。
 だってママもパパも、あのことを「なかったこと」にしようとしてる。そうしなければいけないって、夕夏にも言い聞かせた。
 それはつまり、もう取り返しのつかない事態になってしまったから、夕夏の身体も心も汚くなって絶対に元通りには戻せないから、だからなかったことにしよう、見ないふりをしようっていうことでしょう!?
 夕夏の声にならない絶叫を聞き届けてくれる人は、誰もいなかった。
 学区を離れ、遠くの私立中学に行けば、事件を知っている子はほとんどいなくなる。怖い話も、もう聞こえなくなるに違いない。
 そう思い、夕夏はママの薦めどおりに園部女子中等部を受験し、無事に合格した。
 けれどそのころには、駿の家族と夕夏の家族とは、かなり疎遠になっていた。
 表向きは夕夏の受験があるから友達と遊ぶ時間を制限しているという理由だったが、本当は夕夏のママが、駿と夕夏が会うことを非常に嫌がるようになったのだ。
「だって――だって、あの子がちゃんと最後まで夕夏と一緒にいてくれたら、夕夏を家まで送り届けてくれてたら、あんなことにはならなかったのよ! あの子が無責任に、夕夏をたった一人で放り出したから!」
 それは違う、と、パパがいくら説得しても、ママは聞き入れなかった。
 あの日、駿は夕夏と一緒に家まで帰るなんて約束はしていなかった。会う予定すらなかったのだ。夕夏が無理やり駿のそばにくっついていただけだ。そのことはママだってちゃんとわかっているはずだった。
 夕夏の被害がおおやけにならなかったということは、夕夏への犯罪行為で犯人の男が罰を受けることはない、ということだ。結局夕夏は泣き寝入りしたも同然なのだ。
 ママも、その怒りをどこにぶつけていいかわからなくて、駿に八つ当たりしているだけなのだ。
 ……なにも知らない駿に。
 駿にだけは、絶対に知られたくない。夕夏もそう願っていた。
 どんな酷い嘘つきになっても、たとえ世界中の人間に憎まれても、駿にだけは嫌われたくない。
 その時初めて、夕夏は駿への恋を自覚した。
 ……駿が好き。
 こんなにも駿が好き。これから一生分の幸せを引き替えにしてもいいから、今、駿のそばにいたい。
 ……ねえ、お願い、駿。そばにいて。どこへも行かないで。
 大丈夫だよ。あたしは、いつもどおりの夕夏だから。駿が知ってる、元気で可愛い、綺麗な夕夏だから。
 そう。駿のそばにいる時だけは、昔どおりの夕夏でいられるの。なにもかも、忘れていられるの。
 だから――お願い。あたしを見て。あたしの手を離さないでいてよ……ッ!!
 悲鳴のような恋心。夕夏の胸からあふれだし、駿へ向かって一気に流れ出していく。その想いを、夕夏はもう止められなかった。
 園女の合格発表の日、ママに内緒で、駿の家へ電話した。幼なじみに「合格したよ」って教えるのは少しも不自然なことじゃないから、駿のおばさんはすぐに電話を取り次いでくれた。
 その時に買ってもらったばかりの携帯の番号を駿に教え、メルアドを交換した。
 ママに嘘をつくことも、もう平気だった。
 だって、駿といる時だけは、夕夏は何もかも忘れていられる。駿が知ってる、何も知らない夕夏でいられる。
 ママは夕夏に、忘れることを許してくれない。口では何度も忘れなさい、あなたは悪くないと言うくせに、夕夏を見る目はいつもおどおどとしてひどく不安げだ。そして夕夏と眼が合うと、ママがいけないことをしているみたいに、すぐに視線をそらしてしまう。
 なのに夕夏が目をそらすとまた、夕夏をじっと見る。まるでそうやって常に見張っていないと、夕夏がまたすぐに自分から事件に近づいていってしまうから、とでも言いたげに。
 どうしていいかわからない、なんでこんなことに、と、いつもその目が言っている。夕夏を、お前はもうだめだ、お前は汚い傷物だと、無言のうちに責め続ける。
 息が詰まりそうだった。ママの視線に絞め殺されそうだった。
 駿はそんな目で夕夏を見たりしない。ただ、あるがままの夕夏を受け入れてくれる。――それは無論、駿が何も知らないからなのだが。
 駿がいなかったらきっと、夕夏の心はとっくに壊れてしまっていただろう。
 別々の中学に通うことになっても、ことあるごとに夕夏は駿に連絡をとった。いや、なんにも話すことがなくても、毎日のようにメールを送った。
 クリスマス、バレンタイン、お互いの誕生日。いっしょにいてと言い出すのは、いつも夕夏だった。先に好きと告白したのも、正式に付き合って、彼女にして、と言ったのも。
 そして駿は、けして嫌だとは言わなかった。夕夏の申し出を、すべて黙って受け入れてくれた。
 ほかの男なんか、興味はない。目に入らない。世界中で駿以外、欲しいものなんかない。駿がいないと、生きていけない。
「――駿……」
 駿。そばにいてよ。
 祈るように、夕夏は駿の名前を繰り返す。彼の名前が、世界を変えるたったひとつの魔法の呪文であるかのように。
 お願い、駿。あたしの手を離さないで。ずっと、ずっと抱きしめていてよ――!
 だってあたしは、こんなに駿が好きなんだもの。駿のことを思うだけで、ほら、涙がとまらないの。
 涙が、とまらないよ……。
 火傷しそうに熱いシャワーが、夕夏の声も涙もみんな洗い流していった。





 やがて夕夏の長すぎるシャワーを心配して、ママが様子を確かめに来た。
「う、うん。大丈夫。ごめん、今、出るから」
 シャワーのお湯を止め、夕夏は精一杯明るい声で答えた。
「そう? 体調が悪いなら、あんまり長い時間シャワーなんか浴びてちゃだめよ」
 手早く身支度を整え、濡れた髪をタオルで拭きながら、リビングへ向かう。
 やがて帰宅したパパと一緒に、夕ご飯になった。
 食欲なんてまったくなかったけれど、夕夏は機械的に食べ物を口の中に押し込んだ。パパやママが話しかけてくれば、ちゃんと笑顔を見せて返事もした。
 そうやってなにもないふりをするのは、もう慣れている。
 食事が済むと、夕夏はそそくさと自分の部屋に引きこもった。両親も別に止めはしない。高校生にもなれば、親とのコミュニケーションなんかより自分だけの時間を大事にしたがるのは当然のことだから。
 部屋に入って、まずすることはメールのチェック。ベッドに寝ころんで、携帯電話を操作する。
 でも、駿からのメールは届いていなかった。着信しているのはみんな、女の子の友達からのものだ。
 中身の確認も返信もみんな後回し、まずは駿へのメールを入力する。――今、何してるの? 予備校通うのって、やっぱり大変? とりあえず無難そうな文章をつづる。
 けれどそのうちに、やはり不安になってくる。
 このメールにも返事が来なかったら、どうしよう。一昨日はおじさんの携帯と間違えてたって言ったけど、でも本当かな。夕夏だったら、絶対ママの携帯と間違えたりしないのに。
 もしもそれが、返事を出さなかったことの言い訳、嘘だったら……。
 中学生の頃から駿はどんどん背が伸びて、すごくかっこよくなってきた。高校生になったら、なおさらだ。身長は一八〇pを越え、顔立ちもかなり大人っぽくなってきた。今日だって、駿が園女の校門前に立っただけで、クラス中大騒ぎだった。
 きっと湊川高校でももてるんだろうな――逢えない時間には、いつもそう思ってしまう。湊川は男女共学だし。
 夕夏と離れているあいだ、駿はいつも、誰となにをしているのだろう。
 けれど、夕夏の想像がもっと悪い方向に転がり出す前に、携帯電話がメールの着信を知らせて歌い出した。駿からのメッセージにだけ対応している、あの古いラヴソングだ。
「……駿!」
 やっぱり、夕夏の考えすぎだった。駿はちゃんと、夕夏のことを想っていてくれてる。
『今、予備校の授業が終わったとこ。これから帰る。腹減った』
 駿からの返事も、ただの日常会話だ。けれどそんな素っ気ない文章ですら、嬉しくて嬉しくて、ベッドの上で一人転げ回ったり、携帯の操作をうっかり間違えてしまいそうになったりする。
 ――全部、あたしの気のせいだったんだ。携帯の画面を見つめ、夕夏はほっとため息をついた。駿の様子がいつもと少し違うとか、キスのしかたがちょっと変わったとか、ほんとはそんなこと、あるわけない。あたしがよけいなことを気にしすぎてたんだ。
 なかなか逢えないから、目に見えるかたちにばかりこだわりたくなってしまう。メールが一通届けば、もっとたくさん欲しくなる。逢えた時には、手をつないで、キスをして、と要求ばかりが口をついて出る。
 ……これからはもっと駿を信じるようにしなくちゃ。
『バイクで帰るんでしょ? 事故るなヨ。オヤスミ』
 文末にハートマークをつけて、送信する。
「おやすみって書いちゃったから、もう返事は来ないだろうな」
 一区切りつけて、友達への返信メールに取りかかろうとした時。
 ふたたび、あのラヴソングが鳴り響いた。
「えっ!? また駿から!?」
 あわててメールを開いた。
『今度の土曜、ひまか?』
 飾り気のない文面は、そう切り出されていた。
 ――今度の土曜、ひまか? うちの両親、親戚の結婚式で朝からいないんだ。うちに遊びに来るか?
「駿……」
 心臓がひとつ、肋骨の奥でとくんと大きく鳴った。
 こんなふうに、駿のほうから逢おうって言ってくれたのは、初めてだった。
 たとえそれが、受験勉強のうさばらし、一時のひまつぶしにすぎなかったとしても。
 返信を打とうとする指先が、かすかにふるえてしまう。
『うん。……ひま。駿、どこまで迎えに来てくれる?』





 初めて駿に抱かれたのも、この部屋だった。
 トールサイズのパイプベッドに小さめのオーディオコンポ。学習机の上には、使い込まれた問題集や参考書が並んでいる。カーテンは無機質なモノトーンだ。本棚にはバイクとパソコンの雑誌がぎっしり収められ、壁に湊川高校の制服がかけてある。飾り気のないというより、よけいなものは何も置かれていない、駿の部屋。
 駿の家族も、六年前の事件について何もしらない。夕夏がちょくちょく駿に電話してくるために、母親同士はいつの間にか疎遠になってしまったけれど、子供たちはまだ仲良く付き合っているのだと思っている。夕夏に対しても、お嬢様学校の園女に通っているせいもあるのか、「明るくて礼儀正しいお嬢さん」と好感を持ってくれているみたいだし、駿がまさか夕夏のママから逆恨みされているなんて、想像もしていないだろう。
「ん……っ」
 ベッドに並んで座り、キスをする。強い腕に抱きしめられ、息をするたびに駿の匂いが夕夏の全身に染みとおっていく。
 このベッドで、何度も駿に抱かれてきた。
 最初はちょっと、二人でおしゃべりをする。他愛ないことばかり話して、はしゃいで、笑って。そしてふと言葉がとぎれた瞬間に、駿がそっと夕夏を抱き寄せる。
 唇が重なるのは、とても自然な動きだった。
 いつもより少し強引に、駿は夕夏の唇をむさぼった。
 強い腕が夕夏を抱きしめ、そのままベッドに押し倒す。
「あ……っ!」
 小さな子供みたいにバンザイさせられて、やわらかなシフォンのチュニックを脱がされる。その下のタンクトップも一気に胸元までまくりあげられた。硬い指先がじかに夕夏の肌に触れようとした。
 一瞬、夕夏はびくりと身をふるわせた。
 男の手が肌を撫でる、その感触。
 ――違う。
 かたく目を閉じ、心の中で繰り返す。
 ――違う。この手は、駿の手。あの男の手じゃない。
「夕夏」
 低い、優しいささやき。駿の声は、ふだんよりも少しかすれている。
 けれど夕夏は、名前を呼ばれても返事ができなかった。
 ――違う。あいつじゃない。あたしを抱いてるのは、あいつじゃない。駿だもの。
 大好きな駿だもの。
 だから、怖くなんか、ない。
 カプリパンツのウエストに手がかかり、ジッパーが下ろされる。その金属音が、いやに大きく耳に響いた。
 駿の手が、コットンパンツの中に侵入してくる。フリルのショーツの上から包み込むように、夕夏の秘密に触れてくる。
 頭の芯を激痛みたいな恐怖が突き上げた。夕夏は唇を噛みしめ、声を必死で押し殺した。
 ――駿になら、なにをされても平気。自分でそう言ったじゃない。ううん、どんなことでもしてほしい、夕夏の全部を駿のものにしてほしいって、そう願ってるくせに。
 けれど、身体の両脇に投げ出した手は、いつの間にかぎっちりとシーツを握りしめ、ふるえていた。まるで苦痛に耐える時のように。
 全身がこわばり、かすかにふるえる。血の気が引いて、胸の奥が熱くなったり冷たくなったり、息がうまく吸えない。頭の中でいろんな言葉や記憶の光景が渦巻いて、今にも爆発してしまいそうだ。
 いつもそうだ。キスなら、ただぎゅっと抱きしめられるだけなら全然平気なのに、こうして衣服を取り去って互いの肌を直接触れ合わせると、凄まじい恐怖が襲ってくる。
 あの夏の出来事が、まざまざとよみがえってしまう。
 ――違う。違う。今、あたしを抱いてるのは、駿だもの。
 駿はあたしに酷いことをしようとしてるんじゃない。こうして抱き合って、えっちするのは、恋人同士なら当然のこと。ちっとも怖いことなんかじゃない。
 わかっているのに。
 耳元からほほをなぞる、駿のキス。夕夏は思わず顔をそむけてしまった。
 ――違う! そむけたんじゃない。もっとキスしてって、ほっぺを自分から駿に差し出したの!
 けれど悪寒が止まらない。六年前に感じた熱っぽくべたついた手のひらの感触が、今もまたはっきりと全身の皮膚によみがえる。そしてその次には、身体のもっともやわらかい部分を鋭い千枚通しで突き刺されるような、失神しそうな激痛が襲ってくるのだ。
 ――我慢しなきゃ。
 我慢しなきゃ。駿のためだもの。だってこうしていなくちゃ、駿をあたしのそばにつなぎ止めておけないんだもの!
 痛みと恐怖に耐えるために、夕夏は懸命に目を閉じ、全身を無機物みたいにこわばらせた。
「――夕夏」
 駿が、夕夏の名を呼んだ。
 夕夏は答えない。……駿の声が、聞こえていなかった。
「夕夏っ!」
 駿が声を張り上げる。ひどく硬い、いらついた声だった。
「いい加減にしろよっ! なに考えてんだ、お前!」
 丸太ん棒みたいに横たわった夕夏から、駿はぱっと身体を離した。顔をそむけ、どすんと大きな音をたててベッドから降りる。
「な……。な、なに、駿……」
「なーにじゃねえよ! 俺とやんのがそんなにいやなら、はっきり言えよ!」
「い、いやだなんて、そんなこと――」
「嘘つくなッ!」
 夕夏に背を向け、駿は怒鳴った。
「だったらお前、どうしていつも、俺にぜってぇさわろうとしねえんだよ」
「え……」
 夕夏は上半身を起こし、のろのろと自分の両手を見た。今までぎっちりとシーツを握りしめ、血の気もなくなった手を。
「俺にさわられんのがそんなに嫌か。俺の身体にさわんのが、そんなに気色悪りいのかよ!いつもいつも、真っ青んなって今にも気絶しそうな顔しやがって……身体だってガチガチじゃねえかよ。そこまで必死に我慢してもらったって、嬉しくもなんともねえよっ! これじゃまるで、俺が無理やりレイプしてるみてえじゃねえかッ!!」
 声を荒げ、怒りをぶちまけている駿が、まるで罪を責められているみたいに悲痛な表情をしていた。
「初めてん時からそうだったよな、お前。最初は、そりゃ怖いかもなって思ってたよ。痛てえだろうし、男とは違うんだし。でも、何回やってもお前、全然慣れねえじゃねえか。俺がそんなに怖いのかよッ!」
「そんな……! そんなこと、ない。だってあたし、駿が好きだもん。だから……!」
 駿は答えなかった。
 ただ、怒りや困惑がうずまく目で、じっと夕夏を見る。
 咎めるような――夕夏のママと同じ目をして。
「駿……」
 すがるように、駿の名を呼ぶ。
 ……違うよね。駿は、違うよね。駿だけは、あたしを責めたりしないよね!?
 けれど駿は、まるで逃げるみたいに目を伏せてしまった。
「俺……知ってんだよ。お前、いつもイッったふりしてんだろ。感じてるふりして、俺に合わせてイッたふりしてたんだろッ!」





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